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2020年12月10日

ニュースや記事でよく見聞きする言葉について、分かりやすく解説します。

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キャッシュレス決済―Cashless payment-

 今年の生活様式として、買い物の際にはマスク姿でマイバッグを持ち、支払はカードかスマホでのキャッシュレス決済、という方を多く見かけるようになりました。

 まず、キャッシュレス決済に欠かせない「電子マネー」についてですが、カードやスマホアプリに支払機能を付加できるよう、現金の価値をデータ化したものです。支払がスムーズになり、家計の管理も簡単になることから、諸外国での利用率は非常に高いのですが、日本の利用率は低く、20%未満に留まっています(平成30年経産省策定「キャッシュレスビジョン」より)。

 キャッシュレス決済と環境との関わりについてですが、まず、大量の紙幣と硬貨の製造と流通、廃棄処分に環境負荷がかかります。また、膨大な数のATMの電力のほか、レシートの発行により大量の用紙を消費することとなります。日本は現金決済が主流ですので、メリットとデメリットを把握した上で、キャッシュレス化を推進することで、CO2削減率を高めることができる分野と言えるでしょう。

 

キャッシュレス決済方法の種類

 その1.プリぺイトカード

カードにチャージされた金額分の買い物ができます。事前チャージ式のカードなら、使い過ぎを防げるので、計画的な管理が可能です。身近な例では、イオンの「WAON(ワオン)」カードがあります。

 

その2.QRコード

ORコードやバーコードを提示または読み込んで支払う方法です。スマートフォンやネットにつながる携帯電話、決済のためのアプリケーション(ソフト)が必要になります。日本では、LINE・楽天、PeyPeyなどが急速に普及しています。

 

その3.クレジットカード

銀行のATMカードやスーパーのポイントカードと一体になっているものも多く、最も保有率の高いカードです。海外旅行先から日常的な買い物まで幅広く利用できますが、事後払いということもあり、使い過ぎになることも。

 

その4.デビットカード

支払と同時に口座から引き落としされる仕組みです。利用限度額=口座残高で、一括払いのみなので使い過ぎを防ぐことができます。また、プリペイドカードと違ってチャージの手間が省ける点も便利です。

 

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 キャッシュレス決済は現金と比べてポイント付加率が高い、また、多くのポイントが還元されるなどお得なメリットもあるようです。自分にあった使い方で、賢く利用したいものですね。