教えて!推進員さんのMyスイッチ

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2019年09月20日

高知県地球温暖化防止活動推進員(以下、推進員)の皆さんに、普段の地域での活動や

推進員になるきっかけとなったエピソードなどをお伺いします。

 

今回は、学生推進員の伊藤彰悟(いとう しょうご)さんにお話をお聞きしました。

県民部会の温暖化防止啓発事業の出前授業や学習会の講師や県内各地で行われる地域イベントのスタッフとして、大学3年生の頃から積極的に活動されています。

 

 

大学院の研究テーマは「高圧海水中マイクロアーク放電による海水組成分析」ということですが・・・

 -深海にはレアメタルなどがある「熱水鉱床」が存在しています。これは海底のマグマ近くにあるもので、鉱物の物質が海水中に溶け出しています。この物質の発光によって、深海にどんな鉱物がどのくらい存在するか調べる研究をしています。

 

深海に放電するだけで存在している鉱物の種類が分かれば、それは大発見じゃないですか!?研究はどこまですすんでいますか?

-現在、大気圧下での鉄やニッケルの分析に成功しています。しかし、圧力を上げる(水深が深くなる)と大気圧下とは異なる分析結果になるため、鉱物の解析が難しくなります。そのため、高圧下でも安定して分析ができるように、装置の作製や分析結果の傾向等について研究しています。

 

日本は海洋国ですので、非常にやりがいのある研究ですね。伊藤さんがこの研究を始められたきっかけは何ですか?また、ご出身は三重県とのことですが、高知工科大学を選ばれた理由を教えてください。

 -研究は研究室の先輩がしていた内容を引き継いだ形で始めました。高校受験の頃、勉強があまり得意ではなかったのですが、パソコンは好きで、専門性を高める勉強をしようと思い、高校はシステムメディア科を選択しました。そこで簿記やプログラミング、CADなどを学んだのですが、パソコンが動く仕組みのほか、発電・エネルギーに関する興味が湧き、基礎的な学びを深めたくなりました。入学する年に、エネルギー工学コースが開設されたということもあって、高知工科大学を選んだのです。

 

所属されている研究室の活動の一環として、地域イベントや出前授業の発電体験でエネルギーのしくみを解説して下さっていますが、これまでで一番印象に残っている活動は何ですか?

2018年に香川県で行われた学生推進員「四国エコサミット」です。四国の大学生が参加する温暖化防止活動の研修なのですが、発想や専門分野が異なる様々な学生と交流することができました。中でも、一番良かったと思うのは地元の子どもたちと直接関われたことです。僕たちがチームで考えたCO2削減の学習プログラムを子どもたちが楽しそうに学んでくれたことが嬉しかったです。

これから学生推進員として続けていきたいことやチャレンジしたいことは何ですか?

-研究室の仲間や友人と協力してできるレジ袋削減やイベント会場での啓発活動などはこれからも続けたいです。なにより、自分の持っている知識を伝えることで、喜んでもらえたり、生活の上で役立ててもらえたりするのが嬉しいので、子どもたちの環境学習には機会がある限り参加したいと思っています。これからは、学習会やイベントの企画にもチャレンジしたいですね。

 

今年の夏も「環境白書を読む会」での学習会進行や、学生推進員「四国エコサミットin松山」などで大活躍された伊藤さん。高知県の学生推進員のリーダー的存在でもあり、頼りになります。これからの活躍も多いに期待しています。